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平成25年6月28日 山形県産さくらんぼ入荷順調

 

 山形県産さくらんぼ、順調に入荷中。開花の遅れから入荷が後半にずれ込んでおり、卸売価格は前年より2割、平年よりも1割高。今後はピークらしいピークのない「だらだら入荷」となりそう。

 福島県は終盤。青森県産は入荷初期、今年は大豊作との情報。


 
平成25年6月27日 青森県産にんじん初入荷
 
 
 
 青森県産にんじん初入荷(画像はJA十和田おいらせ・ももいし支店の共選品)。総入荷量は約30トン。スタート日は平年と変わりません。階級発生率はMが多め、肥大が弱く玉伸びは今ひとつですが、品質はすこぶる良好です。


 にんじんは青森県の特産野菜のひとつです。作付面積は北海道、千葉県に次ぐ第3位。競合産地の北海道産が始まる前の7月は、全国で流通するにんじんの6割前後のシェアを占めます。

 春の低温や干ばつで、生育が悪いとか出荷が遅れるとかの憶測が流れましたが、予想通りちゃんと平年通りに出来上がりました。自然の力と野菜の生命力は偉大です。


 
平成25年6月25日 大根目揃い会(東北町)

 

 東北町の出荷組合で大根の目揃い会。収穫前の大根の品質をチェックするとともに、選果基準を統一します。春先の低温の影響が心配されましたが、生育は順調、品質も良好。市場へ上場されるのが楽しみです。(^_^)

 目揃い会終了後は農家の皆さんと焼肉パーティー。酒を酌み交わしながら、じっくりと情報交換します。農家の方からは播種実績や生育状況などの生産者サイドの情報を聞き、我々卸売業者からは販売情勢や相場の見通しなどの需要者側の情報を伝えます。


 
平成25年6月25日 セクシーな大根❤

 
 
 足を組んだ女性を連想させるなまめかしい大根、ご丁寧におへそまであります。もちろん、選果基準では「規格外」となり出荷できない品物ですが、農家の方が遊び心で出してきてくれたようです。

 生育初期に生長点である根の先が土中の障害物(礫や土の塊)に触れると、根が枝分かれする「岐根」という障害が起こります。食用には問題ないものの、品種本来の形状ではありませんので出荷できません。今回の個体は偶然にも非常に芸術的(?)な姿となりましたが、目をそむけたくなるようなグロテスクな物もあります。


 
平成25年6月22日 青森市産トマト初入荷

 
 
 青森市産のトマトが初入荷。市南西部の孫内地区のものです。生育がやや遅れていると聞いていましたが、ほぼ平年と同じタイミングでのスタートとなり一安心です。

 まだ栃木県産や群馬県産などの関東産トマトの入荷が中心ですが、これから一気に地場物のシェアが増えていきます。


 
平成25年6月20日 山梨県産シャインマスカット初入荷

 
 
 山梨県JAふえふきのシャインマスカット初入荷。親父の仏前に供えるため1箱だけ仲卸の社長から譲ってもらいました。

 個人的には国産ぶどうの中で一番美味しいと思っています。種なしで皮ごと食べられ、皮のパリッとした歯触りが心地よく、果肉もサクサクしていています。味だけでなく食感も楽しめるぶどうです。もちろん、マスカットらしい芳香と爽やかな甘みは高級ぶどうの名に恥じません。大粒で食べごたえもあり、満足できる逸品です。

 出始めで価格も高めですが、それに見合った価値はあります。



 平成25年6月17日 野菜高騰? 冗談じゃない!

 

 またテレビで野菜高騰と騒いでいます。うんざりです。旱魃で野菜の生育が悪いのは事実ですが、卸売市場への入荷は順調ですし、供給に全く支障はありません。確かに直近の1週間で野菜の価格は上昇しているものの、まだ平年よりも安いのです。

 実は、今年の
4月と5月の野菜平均単価は過去10年間で最も低かったのです。10年間で一番安かったんですよ! 皆さん、気が付いていましたか? そんなどん底状態から抜け出して、価格が浮上したことを「高騰」と言うマスコミの無神経さと不勉強が許せません。


 今年の春野菜の記録的な安値を報じたテレビや新聞があったでしょうか? 私の知る範囲では業界紙の日本農業新聞だけです。「安い時は知らん顔、ちょっと高くなれば大騒ぎ」、消費者視点の報道も結構ですが、あまりにも偏向していませんかね?


 
平成25年6月13日 全農あおもり平成25年度園芸拡大推進大会

 
 
 3年ごとに開催される全農あおもりの大会へ出席。全国の卸売市場157社と県内のJAおよび全農青森県本部、総勢500名が集まって、3年後の取扱高660億円達成を誓い合いました。

 大会終了後は三遊亭好楽師匠の特別講演「笑いと人生」を聞き、場内は大爆笑。その後の懇親会ではJA役職員や生産農家の皆さんとの交流を深めました。夕方からは三沢へ移動し、引き続きJAおいらせの野菜販売対策会議に出席。密度の濃い一日でした。


 
平成25年6月11日 巨大な大根

 

 1本3キロ以上ある見事な大根です。ダンボールに入らないので残念ながら出荷できません。これだけ大きくなると中心部に空洞が入ることが多いのですが、切ってみたら全く問題ありませんでした。生産者の方からお土産にいただいたので、うちへ帰ってから煮物にして食べました。軟らかくて絶品でした。

 この「社長挨拶」は私個人のFBから転載していますが、それを見た友人から「どうして篠崎さんの投稿は大根のことばかりなの?」とのお問い合わせをいただきました。実は、私、社長になる前は大根の販売担当者(せり人)を長く務めていたのです。また、大根は当社の主力品目でもあります(売上順ではごぼう、長芋に次ぐ第3位)。そのため、大根には人一倍思い入れがあり、ついつい大根の記事が多くなってしまうのです。



平成25年6月11日 JA十和田おいらせ・ももいし支店 大根目揃い会

 
 
 
 野菜第1部の荒谷部長と大根担当の三浦課長とともにJA十和田おいらせ・百石支店の大根の出荷目ぞろい会に出席。生産者が集まって選別基準を現品で確認します。これによって農協から出荷される商品の大小や品位の規格が統一されます。まず、農協の担当者から選別基準についての説明があり、我々卸売業者は実際に販売にあたる者としての要望や注意点を伝えます。

 青果物は個別性が高く、工業製品のように出来上がったものが全て同一にはなりません。大きさもまちまちですし、形状や外観のよしあし、障害の有無または軽重などひとつとして同じものはありません。これらを一定の規格に沿っていくつかのグループに選別し、買い手が販売しやすいようにまとめることで流通が効率化されます。

 大根の場合、大小基準となる「階級」は重量に応じて3LからSまでの5つに分かれます。適期で収穫した場合は2LとLの2階級だけで8割前後を占めます。品位基準となる「等級」は外観上の障害の程度によってABCの3つに分かれます。病虫害の発生が少ない春一番のトンネル大根ではA品率が89割にもなりますが、盛夏の高温期には5割前後まで低下します。重度の生理障害や病虫害に見舞われると、最悪の場合は圃場で全量廃棄となる場合もあります。



平成25年6月6日 肥大進むトンネル大根

 
 
 
 青森県産トンネル大根の入荷、順調です。本日は休市明けのため220トンの入荷。11キロとすると220万本。30万青森市民がひとり7本食べないとなくなりません。そのため、入荷の9割以上が県外の小売店や加工業者へ販売されています。

 大根は重量で選別され、大きさごとに箱詰めされます。画像は左から、3L:1.6kg2L:1.3kgL:1.0kgM:0.8kgとなります。量販店などで売っている標準的な規格はLサイズです。

 好天続きで肥大が進み、太いものが増えています。今朝の入荷は3L2割、2L6割、L2割でした。ちょっと太り過ぎかな?

 今の時期の大根は、秋冬ものに比べると辛味が強いと言われます。大根おろしやおつゆの実にすると美味しいです。手羽先と一緒に醤油で炊いた煮物もオススメ、冷やして食べるのがポイント。


 
平成25年6月4日 青森ねぶた祭りまで2カ月

 
 
 九州から来たお客さんをねぶた小屋へご案内。ねぶた師の内山龍星、立田龍宝(画像)師弟が製作中のねぶたを見学しました。内山龍星さんからはねぶた制作について丁寧な説明をいただきました。龍星さんのご実家は果物店、当市場の売買参加者でもあり、古くからの顔なじみです。お弟子さんの龍宝さんは、今年ねぶた師として一人立ちした若手のホープ、まさに青森ねぶたの将来を背負って立つ「宝」です。

 制作途中のねぶたを間近に見ることができて、お客さんたちも大感激。これだけ緻密な作業にもかかわらず「設計図」というものがなく、1枚の下絵だけをもとに作られていると聞いて驚いていました。

 現在は、紙貼り真っ最中、全体の進度率は4050%といったところだそうです。2ヶ月後が楽しみです。龍星さん、龍宝さん、ありがとうございました!



平成25年6月3日 地域団体商標、「野辺地葉つきこかぶ」


 
 先週から出荷が始まった野辺地(のへじ)の「葉つきこかぶ」。青森市中央卸売市場への入荷も徐々に増えてきました。真っ白で艶やかな玉、青々としてみずみずしい葉っぱ、まさに芸術品です。11月下旬までの約半年間、全国へ出荷されます。

 わが国における「かぶ」の栽培の歴史は古く「日本書紀」にも記述が見られます。日本各地の気候風土に適合して、様々な品種へ分化していきました。山形県の「あつみかぶ」、岩手県の「暮坪」、京都の「聖護院」などが有名です。最も生産量が多いのが江戸「金町小かぶ」の流れをくむ「こかぶ」です。卸売市場で「かぶ」といえば、この「こかぶ」を指します。野辺地のこかぶも金町系です。

 「野辺地葉つきこかぶ」は、昨年、青森県では5件めとなる特許庁の地域団体商標に登録されたブランド野菜です。ところで、皆さんは残りの4件知っていますか?

 「たっこにんにく」「嶽(だけ)きみ」「大間マグロ」「大鰐(おおわに)温泉もやし」と農水産物ばかりです。全国的にも農水産物が多く、登録件数の4割を占めています。



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